
植物流通市場には、以下のような
課題が山積していました。
販売店
生産者
お客様
解決へのファーストステップは
お客様の消費動向を、
的確に生産現場に伝えることが
必要ではないかと。


自社開発システムをつくりあげることにより、独自の地位を確立し、顧客であるバイヤーや生産者から多大な信頼をいただけるようになりました。
GWの園芸商品はもちろん、その他の需要期に対してもマーキングした全国の主要店舗を実際に訪れ、マーケットリサーチします。そこで、お客様の買い物の動向や売れ筋商品、新商品の確認、価格や品質、在庫状況などを把握していきます。さらにお客様が商品を見つけやすい売り場になっているかなど、販促物の状況や売り場のレイアウトについても確認します。このリサーチ結果をバイヤーや生産者と共有し、課題解決や商品提案に結びつけます。
店舗リサーチのビジュアル情報をもとに販売データを分析、効果的・効率的に分析するシステムです。販売価格別、シリーズ別、アイテム別、週別推移など、いろいろな角度から結果の検証を行い、次回展開の仮説立案がスムーズにできるシステムです。業界オンリーワンの分析システムと自負しています。
展開する商品は、導入の半年以上前に、バイヤーとの商談によって決定します。つまり、半年以上前から生産する商品を管理する必要があるということです。そこで、受注した商品の生育状況を管理し、納品までの流れを一元管理できるシステムを自社で開発しました。物流管理、資材管理、納品管理までシンプルに管理できるシステムです。この自社システムを駆使することで社内の業務の標準化・平準化に大きく役立っています。その結果、バイヤーや生産者と向き合える時間が増え、よりリアルタイムな情報を把握できるようになりました。

私たちは生産者の技術支援や育成をスタートさせました。これまでは、職人のようにほかの会社や生産者には技術情報を共有せず、生産技術は属人的になっていました。しかしこれがネックとなり、結果的に安定供給ができていないばかりか、若手人材は技術の習得が遅れ、市場規模も思うように拡大していませんでした。そこで私たちは、全国に広がるPD Growers Network(プラントデザイン生産者ネットワーク)を設立し、お互いに技術支援しあう環境づくりを始めました。例えば年2回(夏・冬)開催する生産技術や農場経営に関する勉強会を行い、大量受注においても適地適作で、安定供給できるようになりました。